海底ピアノ

備忘としての日々色々

ツキウタ。THE ANIMATION(2016年)全13話完走

友人の付き添いでまったく知識のない「ツキステ。」のライブビューイングを見に行くことになったので、せめてキャラクターの名前くらいは覚えようと思ってテレビアニメを見た。

私がツキウタ。で知っていることというと、

・12ヶ月をモチーフにした12人の男性アイドルである。

・人気声優を起用している(対して、後発のツキプロ。は新人声優を起用している)

・白と黒のユニットに分かれており、黒のリーダーが始まり、白のリーダーが終わりを司る、太極の関係として成立している。(その為、場合によっては世界の均等が崩壊する)

・事務所でやべえ生きものを封印している。

といった偏ったものなので、なんだか思ったよりはるかに普通の女性向けアイドルアニメだったので驚いた。

ちょいちょい様子はおかしかったけど。

 

12人を13話で描くので、ちょうど1人ずつスポットをあてることが出来るというのは非常に良かった。キャラクターを知るために視聴したのもあって、覚えやすく分かりやすかった。

正直、髪の色とちょっとした雰囲気くらいでしかキャラクターの外見での区別がつかないし、知っている声優ばかりなのに声の聞き分けがまったく出来ないバカ耳なので、わちゃわちゃしたままでは絶対に12人認知できずに終わったと思う。本当に助かった。

まだちょっと、どの子がグラビでどの子がプロセラだったかな?という瞬間はあるのだけど、まあおいおい覚えるでしょう。

印象深いエピソードをいくつか上げると、まずアニメイト一日店長していたのが衝撃だった。彼らは何系のアイドルなんだ?地下アイドルなのか?タワレコとかじゃダメだったのか?あんなにテレビに出ているのに、1000個の限定グッズが売れないかもしれないの?そもそもその限定グッズは今日になっていきなり発売するって言い出したの?私がファンなら憤死しかねない出来事だけど…向こうの世界のファンのみんなだいじょうぶ…?

と驚きのあまり3話にして猛烈につっこんでしまった。私は二次元アイドルものを見るときにまず「向こうのファンが充足しているか、苦しんではいないか」を計る傾向にあるので、当日になってからいきなりグッズを出すとかは本当にやめてほしい。首をかきむしってしまう。

(このあたりで一度スタトレを挟んだ)(やはり少しばかり逃避の気持ちもあったのかもしれない)

そういえば、夜くんと陽くんがふたりで1話の扱いだったけど、あそこは名前からしてもニコイチで人気があるような気配を感じるので、こっちのファンの人はあれはあれで良いのかな?

葵くん回がほぼ恋くんメインだったのは不思議。私がファンなら暴れまわってたと思うので危ないところだった。(葵くんは触覚部分が藤原優介を思い出させるのでふんわりと愛着があります)

あと、ツイッターで少し呟いたけど、夏の孤島回(6話と7話)がかなり変で面白かった。本当にだいぶ様子がやばかったから、ファンの人はハラハラしたのかもしれないけど、私はあのテイストは嫌いではないんだなぁ。なんやねんファイト100倍て…。

 

基本的にはかわいい男の子たちがドタバタコメディを繰り広げるのをほのぼのと見守りながらたまにつっこみを入れる感じの作品だったので、実際のとこ必要にかられなければ見ることはなかったろうなぁという感じだ。

でも見なくても良かったようなことはまったくなく、見終わるとなんとなくメンバー全員に親しみを覚えているので、良いアニメだったのだと思う。

 

13話を丸々ライブに使用して、ラストに合同曲を見せてくるのは非常に熱かった。ほとんど転がってだらだらと見ていたのだが、最終話は背筋を伸ばして少し涙ぐみながら見ていた。アイドルライブはやはり良いものだなと思う。

ツキノウタ。があまりにかっこよくて鳥肌ものだったので、これは今すぐに曲を買おう!とitunesに向かったのに、円盤特典の曲だったのでそこはちょっと沈痛な面持ちになってしまった。悲しい。昨今の特典商法はつらいなぁ。

 

具体的な推しはこれといって定まっていないのたが、見た目とソロ曲とどちらも好みなのは夜くん。あと海さん春さんの年長組補佐役な感じも良い。

 

とにかく、なんだかんだで短期間で完走できて本当によかった。

ツキステ。を見てどう感じるのか、楽しみにしながら眠ろうと思う。